迫力ある剣鉾差しが披露された境内(京都市右京区・清涼寺)

迫力ある剣鉾差しが披露された境内(京都市右京区・清涼寺)

 京都市右京区の嵯峨地域に伝わる無形民俗文化財を紹介するイベント「右京文化遺産博 嵯峨の伝統芸能」がこのほど、同区の清凉寺で開かれた。パネル討論と公演があり、地域の伝統芸能の魅力を発信した。
 右京区の伝統芸能を盛り上げようと、嵯峨大念仏狂言保存会が初めて開催した。
 討論では嵯峨大念仏狂言保存会のメンバーでもある嵯峨美術大の芳野明教授や行政の文化財担当者が、嵯峨の伝統芸能の歴史や魅力を解説。後継者育成の方策を議論した。
 その後、嵯峨祭の剣鉾差し、嵯峨野六斎念仏、嵯峨大念仏狂言が披露された。鉾差しでは、長さ約6メートル・重さ約40キロの鉾を揺らして境内を歩く迫力ある姿に、拍手が起こった。嵯峨野六斎念仏と嵯峨大念仏狂言の「土蜘蛛(つちぐも)」など人気の演目が演じられ、郷土色豊かな伝統芸能が来場者350人を魅了した。