着色した細長い紙を織り込んだ大作などが並ぶ肥後深雪さんの個展(京都市東山区・ギャラリーまっつぁら)

着色した細長い紙を織り込んだ大作などが並ぶ肥後深雪さんの個展(京都市東山区・ギャラリーまっつぁら)

 京都市伏見区の知的障害者施設「市ふしみ学園」のアート班「アトリエやっほぅ‼」で創作に励む肥後深雪さん(45)の初めての個展が、東山区のギャラリーまっつぁらで開かれている。豊かな色彩感覚から生み出される独自の世界観に来場者が見入っている。

 肥後さんは2008年から「やっほぅ‼」で活動する。当初は色鉛筆の平面作品を主に手掛けていたが、次第に、マット作りなどの授産作業を通して培った「編む」という行為を創作活動に取り入れる。例えば、和紙を幅5ミリ程度に切り分けた細長い紙を水彩絵の具で着色し、大作であれば数週間をかけて織り込むことで、一つの作品を仕上げている。

 会場では、代表作である細長い紙の作品のほか、有機的な質感が魅力の毛糸を編み込んだ造形や、水彩の線画など40点余りを紹介する。30日まで。入場無料。