宇宙の映像に合わせ演奏する喜多郎さん(24日午後4時、京都市左京区・京都大百周年時計台記念館)

宇宙の映像に合わせ演奏する喜多郎さん(24日午後4時、京都市左京区・京都大百周年時計台記念館)

 京都大理学研究科付属花山天文台(京都市山科区)の創設90年を祝うイベント「音楽映像祭」が24日、京都市左京区の京大百周年時計台記念館で催された。世界的なシンセサイザー奏者喜多郎さんが宇宙の映像に合わせて演奏し、来場者が神秘的な世界を体験した。

 同天文台は近年、存続の危機にあったが今年企業の寄付や市民の支援で脱したため感謝を込めて企画した。2012年に当時の天文台長の柴田一成京大教授と喜多郎さんが、古事記をテーマにした音楽に宇宙の写真や動画を合わせた映像作品を共同制作したことから今回出演を依頼した。

 会場では、スクリーンに月や火星、太陽、地球などの映像が次々と流れ、喜多郎さんとバイオリン奏者の鹿嶋静さんが荘厳な音楽を演奏した。天の川や銀河には甘く温かい音色を、太陽表面の爆発現象には迫力ある音色を合わせるなどし、観客らが静かに聴き入った。