3月11日の綾部市議会定例会で一般質問を議場で傍聴する母子(右下)。議長が特例で認め、規則改正のきっかけとなった

3月11日の綾部市議会定例会で一般質問を議場で傍聴する母子(右下)。議長が特例で認め、規則改正のきっかけとなった

 京都府綾部市議会は、議場での子連れの市民の傍聴を認める改正傍聴規則の運用を、17日に開会した6月定例会から始めた。子どもの声がうるさいと議事進行の妨げになるため、子連れは別室での傍聴としてきたが、3月定例会で子連れ傍聴を議長が静かにすることを条件に特例で認めたのを機に、「時代にそぐわない」と5月15日に改正していた。

 1981年施行の旧規則で定めていた「児童及び乳幼児は、特に許可を受けた場合を除くほかは、傍聴席に入ることができない」を項目ごと削除。「傍聴人の守るべき事項」に「静粛にし」の文言を追加した。

 改正で、乳幼児を連れた市民でも静かにさせていれば、別室に移らなくても、議場で一般質問などが傍聴できる。高橋輝議長は「開かれた議会の一環。これを機に子育て中の方も傍聴に来ていただければ」と話している。

 綾部市議会での子連れ傍聴をめぐっては、3月11日に子連れの母親4人が定例会一般質問の傍聴を希望し、高橋議長が特例で許可。議会運営委員会が同日、子連れ傍聴の容認と傍聴規則の見直しを即決していた。