来年1月から解体工事が行われることになった京都アニメーション第1スタジオ(24日、京都市伏見区)

来年1月から解体工事が行われることになった京都アニメーション第1スタジオ(24日、京都市伏見区)

 36人が死亡、33人が重軽傷を負った京都市伏見区の京都アニメーション(京アニ)第1スタジオの放火殺人事件で、同社が来年1月からスタジオの解体工事を始めると近隣住民に説明したことが24日、分かった。25日から建物を囲むフェンスの拡張など、準備工事を行うという。
 同社の代理人弁護士によると、23日に住民を対象にした解体工事の説明会を行った。フェンスを拡張した後に工事の日程を張り出すとしている。
 第1スタジオは鉄筋コンクリート3階建て。説明会に参加した住民によると、年内に社屋の周囲に足場を設置するなどし、1月下旬からスタジオを取り壊す工事を始める。防音シートを掛け、屋上から1階に向けて解体していくという。工期は4月下旬までを予定している。
 近くの女性は「事件後、ショックで夜も眠れなくなった。スタジオを見ると、どうしても事件を思い出してしまう。解体が決まり、一歩前に進んだと思う」と話した。
 京アニの八田英明社長は10月に開いた記者会見で、スタジオ跡地の利用方法について「決まっていない」と述べていた。
 事件は7月18日午前10時半ごろに発生。青葉真司容疑者(41)=殺人容疑などで逮捕状=が第1スタジオ1階でガソリンをまいて放火したとされ、建物内にいた20~60代の男女計69人が死傷した。