集団下校する1年生たちに付き添う「児童おとどけ隊」のメンバーら(大津市島の関・中央小)

集団下校する1年生たちに付き添う「児童おとどけ隊」のメンバーら(大津市島の関・中央小)

 大津市立中央小(島の関)の集団下校に付き添うスクールガード「児童おとどけ隊」が、活動継続困難な状況になっている。メンバーの高齢化や共働き世帯の増加による参加者不足が原因という。市内では5月に保育園児ら16人が死傷する痛ましい交通事故が起き、子どもの安全確保の重要性が増す中、メンバーらは「子どもたちを地域で守る活動を絶やしたくない」と、参加を呼び掛けている。

 おとどけ隊は2006年、地元住民がボランティアで始めた。当初は1、2年生に付き添っていたが、マンション建設が相次いで子どもが増えたため、現在は学年で最も人数が多い1年生(72人)を対象としている。メンバーや保護者らが平日、正門前に集まり、5コースに分かれて集団下校する1年生全員を自宅近くまで送っている。
 発足当初30~70代の38人だったメンバーは、昨年度は60~70代の8人に。共働き世帯も増え、参加できる保護者が減っているという。PTAの協力を得て活動を続けつつ、10月にメンバーを募集。20~70代の9人が加わり、現在は17人になった。ただ、PTAの協力なしに毎日付き添うにはおとどけ隊だけで最低30人が必要で、人数が満たなければ活動日を減らすことも検討するという。
 今月からメンバーに加わった男性(72)は「自分の時間を何かの役に立てられないかと思い参加した。市内では園児死傷事故という悲しい出来事があった。地域が安全対策にもっと敏感になって助け合わないと」と話す。
 おとどけ隊の稲岡隆司代表(76)=中央2丁目=は「先輩たちが代々続けてきた活動なので、なんとか毎日活動できる状態にしたい」と、多くの参加を願っている。