株主総会で事業について報告するオムロンの山田社長(下京区・ホテルグランヴィア京都)=同社提供

株主総会で事業について報告するオムロンの山田社長(下京区・ホテルグランヴィア京都)=同社提供

 オムロンは18日、定時株主総会を京都市下京区のホテルで開いた。主力事業の一つである車載部品事業を日本電産に約1千億円で売却する経営判断に対し、質問が集中した。山田義仁社長は21年3月期に売上高1兆円、営業利益1千億円の達成を目指す目標を維持する方針を明らかにした。

 議長を務めた山田社長は車載部門を手放す理由について、電動化やIT化が急速に進む自動車産業の構造変化を挙げ、得意の制御技術だけで生き残るのは難しいと説明。「苦渋の決断で批判は甘んじて受けるが、最善の決断ができた。社員の活躍の場も広がると信じている」と述べた。

 オムロンの車載部品事業は、連結売上高の15%を占め、5千人を超すグループ従業員を抱える。だが同社が過去にも挑戦してきた売上高1兆円の目標について、山田社長は見直さず堅持すると明言。「目標とのギャップは大きくなるが、成長戦略や売却資金によるM&A(企業の合併・買収)で達成したい」と力を込めた。

 総会には昨年より99人多い853人が出席した。