京都市は18日、西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(右京区)の命名権(ネーミングライツ)の契約候補事業者に、産業用電子機器などを扱う商社「たけびし」(同区)を選び、通称は「たけびしスタジアム京都」に決まったと発表した。同公園内の野球場「わかさスタジアム京都」と、スタジアム名称が併存する形になる。市がネーミングライツを導入するのは15施設目。

 売却額は年間4千万円で、契約期間は10年。売却で得た収入は施設の維持管理に充てるという。

 市は昨年11月に同社から提案を受けて検討し、4月1日から5月20日まで契約事業者を募集していた。応募したのは同社だけだった。7月以降に正式な契約を結び、通称の使用を開始する方針。

 5月31日にあった競技団体代表や有識者らでつくる審査委員会では、委員から「スタジアムの通称を持つ施設が同じ公園内で二つになり、利用者に誤解を与える恐れがある」として、「フィールド」を用いる通称の使用を求める声もあった。

 同社経営戦略室の田村裕明企画部長は「フィールドも検討させていただいたが、スタジアムの方がシンプルで、わかさスタジアムとも統一感があると判断した。ネーミングライツを通して京都のスポーツ振興に寄与したい」と話している。