国内外の作家の作品が並ぶ会場(滋賀県甲賀市信楽町・滋賀県立陶芸の森陶芸館)

国内外の作家の作品が並ぶ会場(滋賀県甲賀市信楽町・滋賀県立陶芸の森陶芸館)

 滋賀県甲賀市信楽町の滋賀県立陶芸の森陶芸館で18日、特別企画「交流と実験―新時代の<やきもの>をめざして」(京都新聞など主催)が始まった。来館者が国内外の作家40人の感性豊かな力作に見入っていた。

 陶芸の森は近年、国内の作家を海外の連携機関に派遣する支援活動に力を入れている。これまでの成果を披露するとともに、信楽での交流で生まれた作品も交え、現代陶芸を展望しようと初めて特別展示した。

 会場には米国やフランス、オランダ、台湾に派遣された日本人12人が制作した造形や南蛮風の焼締(やきじ)め陶、練込葉紋(ようもん)皿、つぼなど計90点が並び、滞在時のエピソードや制作過程を作者自身が紹介。また、外国人作家の作品では古い男性用便器のフォルムをアレンジした「チェロの女の子」や、コーラ飲料の瓶を持つ米国風タヌキの置物などユニークな表現も目立つ。

 担当学芸員は「一人一人の作家の奮闘ぶりや創造の新たな息吹を感じてもらえれば」と話す。9月6日まで。月曜休館(7月15日、8月12日は開館で翌日休館)。有料。