三洋化成工業は19日、シリコンを使わない高価格帯のシャンプーやコンディショナーに配合すると、髪がなめらかに仕上がる基剤「コンディショニングポリマー」を開発したと発表した。来年の発売を目指す。

 同社は界面活性剤の技術を生かし、ヘアケア製品向けの原料を供給してきた。今回開発したのは、髪の表面に付着しやすいようプラスの電荷を帯びたポリマー(重合体)。独自の合成技術を応用し、洗髪用向けでは初めて高分子量型の基剤を開発した。

 同社によると、毛髪のきしみやごわつきが低減し、なめらかに仕上がるという。ヘアカラーの色落ちを抑え、花粉などが付着しにくい機能もあるとしている。シリコンを用いないヘアケア製品の世界市場は拡大中で、国内外での供給を目指す。