グータッチにスマホでの支払いが定着。コロナ禍による「触れてはいけない暮らし」にちょっと待てよ、と呼びかけるのが広瀬浩二郎さんだ。全盲の人類学者として、国立民族学博物館(大阪府吹田市)を舞台にミュージアム展示のあり方を考え続け、実に精力的に実践している。

 広瀬さんは、人間には触覚が必要だ、と説く。思考→展示→思考のサイクルから目指すのは、障害者に寄り添うといった健常/障害のボーダーを超えた新しい学問領域だという。

 本書の第二部として収録するのは、京都新聞で2022年に月刊連載した広瀬さんがホストの対談5回と「暮らしと文化」をテーマにしたフォーラムだ。iPSの視点から眼科治療にあたる研究者、全盲の弁護士、能楽師ら多士済々と語り合う。平凡社新書、1034円。

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