女性の遺体が見つかったアパートを調べる京都府警の捜査員(6月11日、京都府向日市上植野町薮ノ下)

女性の遺体が見つかったアパートを調べる京都府警の捜査員(6月11日、京都府向日市上植野町薮ノ下)

 京都府向日市上植野町薮ノ下のアパート「寿荘」の駐車場で11日に粘着テープで巻かれた女性の遺体が見つかり、住人の男と向日市役所職員が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、京都府警捜査1課と向日町署は20日、死体遺棄の疑いで、京都市右京区西院三蔵町、無職の男(51)を新たに逮捕した。無職の男は「その場にいたが、手伝ってはいない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は住人の男(55)、同市職員の男(29)の両容疑者と共謀し、4日午後2時ごろ、アパート居室で、女性の遺体をビニールシートで包み、粘着テープで巻いた後、業務用大型冷蔵庫に入れて隠した疑い。

 府警によると、無職の男は住人の男、市職員の男と顔見知りだが、詳細な関係は不明という。

 遺体は、住人の男と同居し、5月下旬から連絡が取れなくなっている40代女性とみられる。住人の男は「殴って死なせた」との趣旨の供述をしているという。

 市職員の男は生活保護を取り扱う部署に在籍するケースワーカーで、受給者の住人の男を担当していた。「住人の男が怖かった」との趣旨の供述をしているといい、府警は、住人の男が従属的な立場の市職員の男に遺棄を手伝わせたとみている。4日は市職員の男の出勤日で、勤務中に関与した可能性があるという。

 事件を巡っては、11日午前11時ごろ、近隣住民から「異臭がする」と110番があり、駆け付けた向日町署員がアパート駐車場で女性の遺体を見つけた。