福知山市立福知山市民病院大江分院(京都府福知山市大江町)は20日、同分院の内科の医師(50)が、患者366人分の個人情報を記録したUSBメモリーを院外で紛失した、と発表した。

 同分院によると、紛失したのは医師の私物のUSBメモリーで、2014年8月から16年3月までの間に、市民病院(同市厚中町)と同分院でこの医師が担当した65歳以上の入院患者の情報を記録。患者ID、イニシャル、性別、年齢、病名、検査結果などが含まれている。

 医師は、10日にUSBメモリーをかばんに入れて持ち出したが、翌日、同分院でかばんから無くなっていることに気付いた。患者情報は研究目的で抽出し、「個人情報だと認識していなかった」と話しているという。

 同病院では、患者情報を利用する際は個人を特定できないようにIDを消すなどの処理を行い、USBメモリーは暗号化機能が付いた指定品を院内だけで使用するよう定めているが、いずれも徹底されていなかった。患者側に書面で謝罪と経緯を説明するとしている。

 上田栄作・市民病院事務部長は「多大なご迷惑をお掛けして大変申し訳ない。再発防止に努めていきたい」と話している。