江戸時代から昭和時代にかけて使われていた行楽用弁当箱などが展示されている会場(京都市西京区・市立芸術大)

江戸時代から昭和時代にかけて使われていた行楽用弁当箱などが展示されている会場(京都市西京区・市立芸術大)

 京都市立芸術大の「新収蔵品展」が西京区の同大学で開かれている。蒔絵(まきえ)を施した江戸時代の行楽用弁当箱や、大正時代の西陣織の布地見本帳など約50点が並ぶ。

 同大学は昨年度、市民らから弁当箱のコレクションや絵画、陶器など約2千点の寄付を受けた。毎年、この時期に新しい収蔵品を披露している。

 展示のメインは、江戸期から昭和期にかけての弁当箱約20点。花見などで宴会ができるよう酒器や小皿を備えたあずまや型やあんどん型の希少な重箱がある。ほかに、同大学の前身、市立絵画専門学校で教員を務めた日本画家池田遙邨(ようそん)が祇園の夜桜を描いた色紙や、同じく教員だった竹内栖鳳が扇面に「萬歳」としたためた書、江戸時代の画僧憲海の十二神将像などが並ぶ。

 松尾芳樹学芸担当課長は「昔の弁当箱をまとまって見られる機会は少ない。収納や携帯をするために施された工夫を楽しんでもらえたら」と話していた。

 23日まで。午前9時~午後5時。月曜休館。無料。