忠実に再現した50分の1サイズの平等院鳳凰堂と谷口さん(京都府京丹後市久美浜町・久美浜婦人センター)

忠実に再現した50分の1サイズの平等院鳳凰堂と谷口さん(京都府京丹後市久美浜町・久美浜婦人センター)

8年かけて製作した40分の1サイズの法隆寺

8年かけて製作した40分の1サイズの法隆寺

 平等院鳳凰堂(ほうおうどう・京都府宇治市)や法隆寺(奈良県)などを精密に再現したミニチュア模型を製作している男性が、京都府京丹後市久美浜町にいる。法隆寺は8年、平等院は今秋に10カ月かけて完成させたといい、男性は「忠実に再現した様を見てほしい」と話している。

 同町口三谷の農業谷口修一さん(77)。譲り受けた玄武岩で以前住んでいた奈良県の法隆寺の五重塔の製作を考えたが、せっかくなので本物と同じく木で作ろうと決意。木工関係は素人ながら2009年から実物の見学や精華町の国会図書館での資料収集に2年をかけ、製作を始めた。

 17年に完成した法隆寺は40分の1サイズで、五重塔や中門、金堂、鐘楼などを備える。図面を正確に起こし、製材所でもらった端材を丁寧に削り出してパーツを作った。塔の内部や軒のそり上がりの角度も再現するのが難しかったという。

 今年1月には50分の1サイズの平等院鳳凰堂の製作に着手。建物構造を正確に製作したほか、建物が水面に映る様を再現するため、池をステンレス貼りにする工夫も凝らしたという。

 谷口さんは「忠実に作ったので、法隆寺は中門から見ても奥まで見通せる。いろんな角度から楽しんでほしい」と話している。

 久美浜町口馬地の久美浜婦人センターで12月末まで展示している。無料。火~土曜の午後1~5時。