背中に乗せたしま模様のひなに食べ物を与える親鳥。ひなはふ化から1~2週間ほど親鳥の背中で外敵から守られる(滋賀県長浜市湖北町今西)

背中に乗せたしま模様のひなに食べ物を与える親鳥。ひなはふ化から1~2週間ほど親鳥の背中で外敵から守られる(滋賀県長浜市湖北町今西)

 滋賀県長浜市湖北町の琵琶湖で繁殖期に入ったカンムリカイツブリが愛を育んでいる。ペアが求愛のダンスを披露し、巣作りにいそしむほか、ひなが生まれた親鳥はわが子を背中に乗せ、子育てに精を出している。

 一般的には冬鳥として飛来するが、湖北地方には年中とどまって繁殖する留鳥がおり、滋賀県のレッドデータブックで希少種に指定される。カイツブリ科では日本最大で、ペアはほおの飾り羽を広げながら向かい合って求愛行動をする。

 水辺では2羽が激しく首を回してさえずり合う。くちばしを近づけると、シルエットがハート型に見える。沖では、親鳥がふ化後間もないひなをおんぶして外敵から守りながら食べ物を与え、かいがいしく世話している。

 同町今西の湖北野鳥センターによると、繁殖のピークは初夏で、10月上旬頃までひなが生まれ、求愛や子育ての様子が見られるという。