堀場製作所が中国・上海に建設する新拠点のイメージ

堀場製作所が中国・上海に建設する新拠点のイメージ

 堀場製作所は26日、電気自動車(EV)の電池性能評価や環境計測機器の製造などグループ主力事業の開発、生産、アフターサービス機能を1カ所に集約した新拠点を中国・上海に建設すると発表した。2021年4月の完成を目指す。中国で活況なEV開発や環境規制の強化などを踏まえ、計測・試験分野の需要拡大に対応する。


 中国子会社の堀場儀器が、上海市で02年から操業する工場を、自動車産業が集積する近くの嘉定区の工業地域内に移転、拡張する。新拠点は一部4階建て延べ3万2千平方メートル。投資額は約90億円を見込み、海外の設備投資では過去最大となる。
 EVなどの市場拡大を見据え、新拠点には堀場製の基幹工場「ホリバ・ビワコ・イーハーバー」(大津市)に設けた「自動車計測試験ラボ」を設置。EV用電池や燃料電池の評価装置に加え、実際の車両を持ち込んで駆動や排ガスのテストができるようにする。
 また、電池素材など材料の解析や評価試験サービスも提供する。生産拠点では大気や水質の監視装置のほか、半導体の製造過程で使う主力のガス・液体流量制御機器「マスフローコントローラー」も量産する。