鮮やかな黄色の花を付けたオオキンケイギクを駆除する京丹後長岡緑の少年団の子どもたち(京都府京丹後市峰山町長岡)

鮮やかな黄色の花を付けたオオキンケイギクを駆除する京丹後長岡緑の少年団の子どもたち(京都府京丹後市峰山町長岡)

 京都府の丹後半島で特定外来生物のオオキンケイギクが分布を広げている。鮮やかな花を咲かせるが周囲の植生を一変させてしまう強力な繁殖力があり、京丹後市では住民らが近年駆除に力を入れている。

 オオキンケイギクはキク科の多年草で北米原産。5~7月に黄色の花が咲き、道路ののり面への植栽や観賞用として全国に広まった。特定外来生物の指定を受けた2006年から、栽培や販売、運搬が規制されている。

 府によると、綾部市や亀岡市、京田辺市など府南部の自治体で繁茂しており、京丹後市でも内陸部だけでなく、希少な海浜植物の植生も脅かしている。

 市内では、鳴き砂で知られる琴引浜のある掛津地区や峰山町の長岡地区などで駆除が取り組まれるようになった。長岡地区で今月9日、緑化活動に取り組む「京丹後長岡緑の少年団」の小3~中3の団員23人や住民らが一斉に駆除に汗を流し、開花期を迎えたオオキンケイギクをごみ袋で35袋分を取り除いた。

 団員の長岡小6年の女子児童(11)は「数年前はきれいな花がいっぱい咲いて喜んでいたけれど、他の花が追いやられて見られなくなってしまって寂しい。他の花がまた咲くようになればうれしい」と話していた。