回収されたプラスチックごみ。分別され、種類ごとの量が測定された(滋賀県守山市・赤野井港湾)

回収されたプラスチックごみ。分別され、種類ごとの量が測定された(滋賀県守山市・赤野井港湾)

 滋賀県守山市の赤野井湾で23日、琵琶湖に沈んだごみを回収する清掃活動があり、県によるプラスチックごみの実態調査も初めて行われた。ごみ全体の約6割はビニール袋などプラごみが占め、深刻な状況が浮き彫りになった。県担当者は「調査結果を基に効果的なマイクロプラスチックの抑制策を検討し、美しい琵琶湖を取り戻したい」としている。

 地元の環境団体や漁業関係者、市などが取り組む赤野井湾再生プロジェクトの一環。海や湖へ流れ出たプラごみが微細化して環境を汚染する問題を受け、今回初めて県がごみの調査・分析に協力した。

 清掃には湖岸を含め総勢約180人が参加。このうち胴長を着た市民らはレーキを使い、湖底のごみをかき集めた。ごみは洗浄・分別され、環境調査会社のスタッフが量を測定。総量322キロのうちプラごみは170キロだった。種別では袋類が最多で、波板など農業用資材や容器、トレー、ペットボトルも目立った。

 清掃に参加した京都市北区の大学生の女性(19)は「美しい琵琶湖の底にこれだけのごみがあるとは」と驚いた様子。同プロジェクト会長の秋山道雄県立大名誉教授(69)は「湖を守るため、皆がプラスチック製品の使い捨てをやめる意識を高めていかねばならない」と話した。