ふすまや障子をはめ替え、夏の装いになった京町家(京都市中京区・新柳居)

ふすまや障子をはめ替え、夏の装いになった京町家(京都市中京区・新柳居)

 座敷などの間仕切りを夏のしつらえにする「建具替え」が、京都市内の京町家で行われている。蒸し暑い季節を心地よく過ごすための習わしで、目や肌から涼と風情が感じられる。

 昔ながらの京町家では、6月初めから梅雨明けの時期にかけて行い、夏に向けた準備をする。NPO法人「京町家再生研究会」によると、エアコンの普及により建具を替える家は少なくなったという。

 市の景観重要建造物「新柳居(しんりゅうきょ)」(中京区)では、家主と大工が冬に使っていたふすまや障子を外し、蔵から出したヨシ戸を取り付け、とう製のむしろを畳に敷いた。日差しを適度に遮るヨシ戸越しに庭の草木が見え、柔らかい風がすっと座敷を通り抜けていた。