G20大阪サミットを前に、使用が中止されたコインロッカー(京都市下京区・JR京都駅)

G20大阪サミットを前に、使用が中止されたコインロッカー(京都市下京区・JR京都駅)

 大阪で28、29日に開催される20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)を前に、京都や滋賀でも施設利用やサービスを規制する動きが広がっている。京都市のJR京都駅をはじめ両府県の主要駅では24日から、コインロッカーの使用を全面停止。国や各事業者は「テロ対策」を理由に挙げるが、旅行者や仕事で訪れた人たちからは不満の声も漏れる。

 コインロッカーの封鎖は、JR西日本や阪急電鉄、京都市交通局などの鉄道事業者が大阪周辺の主要駅で行う。日本語や英語、中国語などで記した使用中止を知らせる共通のポスターを構内に張り出し、周知を図っている。

 JR京都駅では、スーツケースを引いた旅行者らが、コイン投入口のふさがったロッカー前で戸惑いの表情を浮かべていた。千葉県松戸市のアルバイト女性(57)は「(G20は)京都開催ではないので、全面封鎖は過剰な気もするが…」と苦笑い。同駅は、対面の手荷物預かり所の受け入れ荷数を増やして対応しているという。

 また、近畿日本鉄道や市営地下鉄の京都駅などでもコインロッカーの使用を中止。駅以外では、京都中央郵便局の手荷物預かりサービスや、「コトチカ京都」と「京 KOKO Welcome Center」の行う荷物配送サービスも中断している。

 規制はいずれも29日まで続く見通し。