院内に張り出された京都動物愛護センターの保護犬や保護猫を紹介する名刺

院内に張り出された京都動物愛護センターの保護犬や保護猫を紹介する名刺

プロジェクトに参加し、愛犬の名刺を受け取る参加者ら(京都市北区)

プロジェクトに参加し、愛犬の名刺を受け取る参加者ら(京都市北区)

 施設に保護されている犬や猫と、新たな飼い主との出会いを、名刺を使って仲立ちするプロジェクトを、京都市北区の動物病院がこのほど始めた。愛犬や愛猫の名刺を作った参加者に、併せて保護動物の名刺を手渡し、「里親」探しに役立ててもらう狙いで、「気軽に配れる名刺を通して、まずは保護動物の存在を知ってほしい」と参加を呼びかけている。

 動物病院「かもがわ動物クリニック」の「みどりのあしあとプロジェクト」は、萩森健二院長(37)が発案。京都動物愛護センター(南区)などに協力を求めた。

 参加者には、愛犬や愛猫の名刺100枚を無料でプレゼントする。同時に、同センターが保護する動物の100枚も作製し、参加者に配ってもらうほか、病院にも掲示コーナーを設けて、興味のある人が自由に持ち帰れるようにする。

 ペット用の名刺は、京都工芸繊維大(左京区)の学生が考案した120種類の豊富なデザインから選べる。保護動物の名刺には、性別や年齢などのほか「人なつっこい」「活発」「人見知り」など性格も紹介し、親しみがわくように工夫した。

 現在は同センターの保護犬や保護猫のみだが、将来的には民間の保護施設や他の病院とも連携したい考えだ。萩森院長は「保護動物をペットとして受け入れることに対する心理的ハードルは今も高い。プロジェクトを通じて、身近に感じてもらうきっかけにしたい」と話す。

 プロジェクトの参加は、同病院に来院可能な人限定で、同病院のLINE(無料通信アプリ)に登録して申し込む。詳細と申し込み方法は同病院ホームページ。