改修を終え、朱塗りと銅板の屋根が美しく映える疫神社(京都市東山区・八坂神社境内)

改修を終え、朱塗りと銅板の屋根が美しく映える疫神社(京都市東山区・八坂神社境内)

 祇園祭を締めくくる「夏越祭(なごしさい)」で知られる八坂神社(京都市東山区)摂社の疫神社が約1年がかりの改修を終えた。27日午後7時から神霊を本殿から移す遷座祭を行う予定で、真新しい朱塗りの社殿で7月1日の祭りの幕開けを迎える。

 疫神社は、八坂神社の主祭神・素戔嗚尊(すさのおのみこと)をもてなした蘇民将来(そみんしょうらい)を祭る。疫病よけの神として信仰を集め、祇園祭で授与されるちまきには「蘇民将来之子孫也」と書かれるなど、祭りとのゆかりが深い。祇園祭の創始1150年を記念して昨夏から約40年ぶりの改修工事が進められていた。

 今回は主に社殿の塗り替えや銅板屋根のふき替え、建物の補強を実施した。工事用の囲いが取り外された社殿は鮮やかな朱色がよみがえり、銅板の屋根が緑濃い境内に映える。八坂神社は「令和最初の年に1150年の節目を迎えた祇園祭を新しい社殿で迎えることができてよかった」としている。