滋賀県庁

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 栗東高(滋賀県栗東市小野)が水泳授業の見学を申告する女子生徒に生理について聞いていた問題で、滋賀県教育委員会は27日、県立学校に行った実態調査の結果を明らかにした。高校6校と特別支援学校1校の計7校で生理について確認していた。いずれも日数は聞いていないという。

 同日の県議会教育・文化スポーツ委員会で、福永忠克教育長が報告した。

 生理について申告させていたのは、栗東高以外で水泳授業がある27校のうち、東大津、瀬田工、八幡工、守山北、国際情報、伊吹の各高と、長浜北星高等養護学校。東大津と伊吹、同養護学校の3校は書面で、ほかの4校は口頭による申告だった。

 県教委は、水泳授業の見学は「体調不良と申告すれば受け付ける」とする。栗東高は生理の何日目かをただしたり、複数の教員がいる前などで行っていたが、この7校は日数は聞いておらず、女性教員が対応するなど一定の配慮があったという。「健康状態の把握のために必要に応じて生理かどうか聞くことは間違ったことではなく、7校は適切に対応していた」(保健体育課)として、改善指導はしないという。

 福永教育長は冒頭、栗東高の問題について「生徒のプライバシーや人権に配慮する教員の意識が極めて低かった。生徒や保護者、県民に不快な思いをさせたことを深くおわびする」と陳謝した。

 栗東高では4~5年前から、体育科教員が体調把握を理由に生理の何日目かを報告させていた。複数の教員や男子生徒にも聞かれる状況だったといい、県教委は同高に改善を指導した。