6月末で閉店する新林サブセンター内のスーパー(京都市西京区・洛西ニュータウン)

6月末で閉店する新林サブセンター内のスーパー(京都市西京区・洛西ニュータウン)

 京都市西京区・洛西ニュータウンの新林地区にある唯一の食品スーパーが6月末に閉店する。「採算が合わない」との理由だ。周辺地域は高齢化が進み、車が運転できない人も増えている。ニュータウン内で進む「買い物弱者」の問題がさらに深刻化しそうだ。

 閉店するのは新林サブセンター内にある「全日食チェーン洛西大枝店」。2017年3月末に別のスーパーが撤退した後、同年4月中旬に出店した。同チェーンによると、売り上げが伸びず、施設の老朽化による設備投資も負担だったという。

 同地区には他にスーパーがないため、ニュータウン中心部にある大型商業施設が最寄りになるが、多くの住民は車やバスが必要になる。毎日スーパーを利用する近くの女性(78)は「車は運転できず、バスで行くしかない。スーパーが近くにないのは不安だし、重い荷物を持つのも大変」と話す。

 新林商店連合会の増岡朝治会長(62)は「商店街にとってもスーパーは“顔”で、にぎわいにつながっている。新たに誘致してもらえるよう、市に働きかける」としている。

 ニュータウンは約40年前に入居が始まり、新林、福西、境谷、竹の里の4地区ごとにサブセンターと呼ばれる商店街を設け、それぞれ食品スーパーが出店していた。しかし、境谷と竹の里からは15年以上前に撤退した。

 ニュータウンは高齢化が進み、「買い物弱者」対策が必要になっている。15年からは移動販売車が地域を回り、住民の買い物を支援している。