本殿屋根の檜皮ぶき工事を見つめるツアー参加者たち(京都府城陽市寺田・水度神社)

本殿屋根の檜皮ぶき工事を見つめるツアー参加者たち(京都府城陽市寺田・水度神社)

 37年ぶりに重要文化財の本殿を大改修している京都府城陽市寺田の水度神社で27日、市民らが改修現場を見学するツアーがあった。参加者たちは屋根の檜皮(ひわだ)をふき替える作業現場を間近で見ながら、施工業者から説明を聞いた。

 水度神社の本殿は室町時代中期の1448年に建立された。前回の改修時に見つかった14枚の棟札(一部は重文)から、過去に少なくとも10度の改修があったことが分かっている。工事完了は10月末の予定。

 施工する岸田工業(京都市山科区)の岸田直彦専務(54)が、本殿周囲に組んだ工事用の足場に案内した。「檜皮には樹齢100年以上のヒノキの皮を使う。水抜きなどをして加工するまでに1~2年程度かかる」「檜皮を止めるくぎは鉄製ではなく竹製。今、国内で作っている業者は一つしかない」などと説明した。

 工事主任監督員の府職員が本殿の特徴を講演したほか、水田清比古宮司(64)が過去の棟札について解説した。市教育委員会が主催し、午前と午後で、計47人が参加した。