男子3000メートル障害決勝 8分29秒85の自己新で優勝した阪口(博多の森陸上競技場)

男子3000メートル障害決勝 8分29秒85の自己新で優勝した阪口(博多の森陸上競技場)

 男子3000メートル障害で自己ベストで初優勝した阪口は、フィニッシュ直後に両手で頭を抱えた。世界選手権の参加標準記録に0秒85及ばなかったからだ。「うれしいような、うれしくないような感じ。代表を決めたかった」と悔しさをにじませた。

 リオデジャネイロ五輪代表の塩尻(富士通)に真っ向勝負を挑んだ。スタート直後に先頭に出て、ハイペースに持ち込んだ。残り3周で塩尻に抜かれたが食らいつき、何度も抜き返した。残り約300メートルの障害で塩尻と接触し、失速した塩尻はその後の障害で転倒したため、一人旅となった。

 初優勝した5月下旬の関東学生対校選手権で左足を剥離骨折し、今も痛みがあるという。走れない期間はバイク練習などで心肺機能を高めた。洛南高の同級生の豊田が400メートル障害で世界選手権を目指していることも「刺激になった」と話す。

 7月のユニバーシアード大会などで参加標準記録を突破すれば代表に決まる。「記録をもっと伸ばせる力はあると思っている」と力強く語った。