展示会の開催に合わせて営まれた開白法要(京都市中京区・京都文化博物館)

展示会の開催に合わせて営まれた開白法要(京都市中京区・京都文化博物館)

 京都の観音菩薩をまつる寺院の宝物を集めた「洛陽三十三所展」が29日、京都市中京区の京都文化博物館で始まった。貴重な所蔵品に囲まれた中で法要が営まれ、来館者は静かに手を合わせた。

 洛陽三十三所は、西国三十三所を参考とした観音菩薩巡礼。明治以降に廃れたとされるが、2005年に「平成洛陽三十三所観音霊場会」が結成され、再興した。

 4回目となる展示は京都府と同館が主催し、同会の寺院が所蔵品を提供した。新たに発見された江戸時代の巡礼札をはじめ、一遍上人や豊臣秀吉を描いた掛け軸、縁起絵など28点を展示している。

 展示初日のこの日は、「開白法要」が同館の展示室で営まれた。僧侶たちはハスの花びらをかたどった紙をまく「散華(さんげ)」を行い、観音図の前で読経した。

 護浄院(上京区)の松景崇誓住職は「貴重なものが集まった展覧会を通じて、一層信仰が広まればうれしい」と話した。展示は8月25日までで、入館料が必要。