日銀京都支店が1日発表した6月の管内企業短期経済観測調査(短観)で京都、滋賀企業の業況判断指数(DI)は前期(3月)比1ポイント上昇のプラス6だった。2四半期ぶりの改善で、製造業で回復がみられた。

 製造業は1ポイント上昇のプラス4。業種別では主力の生産用や業務用機械が、中国経済の減速やIT関連需要の落ち込みで悪化した。化学や鉄鋼・金属では、国内の自動車向け製品の好調や採算の改善で10ポイント以上伸長した。

 非製造業は前期と変わらずプラス7で、堅調な消費から個人サービスや宿泊・飲食サービスが大幅に回復。一方、人手不足や材料高が響き、建設や小売りは後退した。

 規模別は大企業のみ改善し、中堅と中小は横ばい。次期(9月)予想は全産業でマイナス5と悪化を見込む。

 肥後雅博支店長は「全国対比で京滋は底堅い結果となったが、先行きは慎重な見方が強い」とした。調査対象は292社で、全社が回答した。業況が「良い」などと答えた企業割合から「悪い」を引いたDI値で分析した。