事故で大破した乗用車と後続の大型冷凍車(滋賀県竜王町)

事故で大破した乗用車と後続の大型冷凍車(滋賀県竜王町)

 滋賀県竜王町の名神高速道路で大型冷凍車が渋滞最後尾の車に追突し6人が死傷した事故で、居眠り運転をして乗用車に追突したとして、大津地検は1日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で、冷凍車の運転手池田竜也容疑者(33)=山形県酒田市旭新町=を起訴した。

 起訴状では、6月13日午後1時10分ごろ、竜王町の名神高速上り線で冷凍車を運転中に一時居眠りをし、渋滞最後尾で低速走行中の乗用車に追突。はずみで前のトラックに衝突させ、乗用車の運転手の男性(27)と後部座席のアルバイト女性(23)、専門学校生の女性(24)の3人を死亡させ、乗用車助手席の男性(39)とトラックの男性(49)に重軽傷を負わせた、などとしている。

 起訴状によると、池田被告は事故の約15分前、大津市内の名神高速を走行中に眠気を覚え、一時的に前方注視が困難になったという。同市と事故現場の間には複数のサービスエリアなどがある。

 冷凍車を運行する「東北第一物流」(山形市)によると、池田被告は事故前日の12日午前7時に山形県酒田市を出発し、仮眠をはさんで翌13日早朝に大阪府松原市に到着。同日午前10時ごろに同市を出発し、大阪市内で荷積みをした。松原市を出発する際に会社へ連絡があったが、体調不良や眠気の申告はなかった。同社の内規では、仮眠は8時間以上取ることになっているという。

 同社は「ご遺族に大変申し訳ない。業務の見直しを進め、再発防止に努めたい」とコメントした。