【イメージ写真】琵琶湖(滋賀県大津市)

【イメージ写真】琵琶湖(滋賀県大津市)

 新入社員の3割が転職や独立に関心あり-。しがぎん経済文化センター(大津市)が、滋賀県内の企業に今春入社した人に実施したアンケートで、こんな結果が出た。14年ぶりの高い水準だった。一方で、管理職を目指す男性の割合は2年連続で低下した。同センターは「終身雇用が揺らぎ、転職が珍しくなくなってきたことや、出世を必ずしも重視しない若者の意識を反映している」とみている。

 滋賀銀行のシンクタンクである同センターが2004年から続けている調査で、今年は新入社員605人から回答を得た。

 「定年まで勤めたいか」の設問では、全体の5割が勤めたいと回答した一方、「他によい仕事があれば転職する」(23・7%)、「いずれ独立したい」(6・8%)を合わせると30・5%に達した。3割を超えるのは05年以来。「好条件なら転職したいと考える若者が増えてきた」(同センター)という。

 「社会人としてどのような道を歩みたいか」との問いには、「管理職になりたい」男性は前年比0・7ポイント減の31・3%で、「管理職にこだわらない」(33・2%)を10年ぶりに下回った。

 一方、管理職志向の女性は14・1%とまだ少ないものの、前年比0・9ポイント上昇した。ビジネスシーンで活躍する女性が増えたことが背景にあるという。

 「子どもができたら辞める」と答えた女性は9・3%で7年連続で減り、調査開始以来、初めて1割を切った。また、「仕事よりプライベートを優先する」と答えたのは全体の68・4%に上り、男性の方が女性より比率が高かった。