結成20周年を迎え、一歩一歩はい上がり続ける京都のバンド「ロットングラフティー」のボーカル、N∀OKI(右)とNOBUYA

結成20周年を迎え、一歩一歩はい上がり続ける京都のバンド「ロットングラフティー」のボーカル、N∀OKI(右)とNOBUYA

 昨年秋の日本武道館(東京都)公演を成功させ、結成20周年を迎えた京都のロックバンド「ROTTENGRAFFTY(ロットングラフティー=通称ロットン)」が師走に入り、さらに加速する。14日には世界遺産・東寺(京都市南区)で、ロックバンドでは初の野外ライブを開催。18日に新曲を発売し、21~22日には京都パルスプラザ(伏見区)で恒例の冬フェス「ポルノ超特急」を主催し、計3万人のファンを集める。「初心や感謝を忘れず、21年目へ、またスタートを切りたい」と、突き抜ける。

 初の武道館公演の余韻に浸る間もなく、20周年の全国ツアーを今年1月から展開してきたロットン。14日の東寺ライブは、その集大成と位置づける。
 「若い頃から車でツアーを回り、京都に帰ってくると東寺の五重塔が迎えてくれた。京都を象徴する場所に、全国からファンが集まってくれる」とN∀OKI。NOBUYAは「一生に一度。周りは住宅地なので音は抑えめになっても、ロットンのライブをちゃんと見せる」と約束する。
 観客は2千~3千人。東寺の金堂などを背景に、代表曲「金色グラフティー」「響く都」といった京都発のロックが響く貴重な一夜となる。チケット発売は6日。
 21~22日の「ポルノ超特急」(チケット完売)は、2014年からパルスプラザで続けている冬フェス。今年は、京都の盟友バンド「10―FEET」や「ヤバイTシャツ屋さん」のほか、「MAN WITH A MISSION」「Dragon Ash」など、2日間で計30近いアーティストが出演。ロットンは両日ともトリを担う。「絆の強いバンドばかり。みんなの熱をもらい、純度100%のライブを見せたい」とNOBUYA。
 18日に発売する2年ぶりの新シングルは、表題曲を「ハレルヤ」にした。聖書に基づく「感謝や喜び」といった意味に加え、いつかは「晴れる」といった前向きな意味も重ねた詞を、勢いあるロックに乗せる。ロットンは下積みが長く、不遇の時代もあっただけに、「結成時の初心を忘れず、今後も一日一日を積み重ねたい」とN∀OKI。21年目も、どん底の時を忘れず、はい上がり続ける。
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 ロットングラフティー  京都で生まれ育った5人組のバンド。N∀OKI(ナオキ)とNOBUYA(ノブヤ)という個性の異なる2人がツインボーカルを担う。作曲を担うギターのKAZUOMI(カズオミ)、ベースの侑威地(ユウイチ)、ドラムのHIROSHI(ヒロシ)と1999年に結成した。今月18日には新シングルのほか、仲間のアーティストがロットンの曲を歌うトリビュートアルバムも同時発売。盟友「10―FEET」が「金色グラフティー」を歌うなど9曲を収録した。来年にはベストアルバム発売も予定している。