京都府と京都市の両教育委員会は28日、来春の高校入試に向けて府内の中学3年生を対象に行った進路希望調査の結果を公表した。全日制公立高を志望する生徒の割合は前年比3・0ポイント減の55・1%で2013年の調査開始以来、過去最低だった。一方、私立高は2・5ポイント増の34・0%で最高になった。

 卒業予定者は2万2259人(前年比411人減)で、通信制を含めた進学志望率は98・8%だった。全日制公立高の志願者は1万2263人で、うち86・8%に当たる1万640人が2月の前期選抜の受験を志望した。
 前期選抜の倍率上位は山城高の普通科A方式1(募集人数48人)が7・31倍で最高。次いで桂高の普通科A方式(同42人)が6・26倍、鴨沂高の普通科A方式1(同48人)が5・6倍、向陽高の普通科A方式(同30人)が5・43倍、鳥羽高の普通科A方式1(同24人)が5・38倍と続いた。
 前期選抜で志願者数が募集人数を下回ったのは、北桑田高の普通科A方式2や京都すばる高の情報科学B方式など24校1分校35学科だった。
 府教委は「志望者の多い少ないでなく、学校説明会で得た情報や各高校の取り組みを基に志望校を決めてほしい」とし、公立高の志願者が減っていることについて「私立高授業料を減免する府独自制度があることや私学の設備面などが影響しているのではないか」と分析した。
 調査は府内の国公私立中学や義務教育学校、特別支援学校などに通う府内在住者の3年生を対象に、11月10日現在の進路希望を聞いた。