京都サンガのGK若原智哉

京都サンガのGK若原智哉

 6月中旬に閉幕したサッカーU―20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)で、日本のゴールマウスを守ったJ2京都サンガFCのGK若原智哉(19)がサンガでのレギュラー争いへ闘志を燃やしている。全試合に先発し、好セーブを見せて16強入りに貢献。「W杯のプレーを最低ラインにして頑張りたい」と話す。

 南米王者のエクアドルと激突した1次リーグ初戦。0―1の後半早々に与えたPKを防ぎ、窮地を救った。事前の想定と異なるキッカーだったが、「助走を見て蹴る方向が頭に浮かんだ」と自信を持って左に跳ぶ。シュートをはじき、日本の同点ゴールにつなげた。

 続くメキシコ、イタリア戦は無失点で1次リーグを突破。決勝トーナメント初戦は、準優勝した韓国と戦い、後半にクロスから失点して0―1で敗れた。「あそこで負けるつもりはなかった。なんと言っていいか分からない感情。寝る前に思い出してしまう」と悔やむ。

 それでも、南米選手権でA代表に招集された大迫敬介(広島)らの不在で巡ってきた好機で、存在感を見せた。「ほかのGKの思いも背負って戦おうと思った。これまでにないくらい集中していた」。ミドルシュートに対応するため、これまでより立ち位置を少し下げた試みにも好感触を得た。

 J2で今季まだ出場機会がない。「まずチームでスタメンを取らないといけないし、もっと頑張らないと」。世界で得た貴重な経験を糧に、自らを奮い立たせる。