40年ぶりに公開される薬師寺の秘仏「薬師瑠璃光如来」(京都市右京区京北細野町)

40年ぶりに公開される薬師寺の秘仏「薬師瑠璃光如来」(京都市右京区京北細野町)

 京都市右京区京北細野町の薬師寺は12月8日、本尊の秘仏「薬師瑠璃光如来」を40年ぶりに特別公開する。インドから日本に渡って来たとされる仏像で、令和になったのを機に釈迦(しゃか)がさとりを開いた日(成道会)にちなんで毎年1回公開することにした。

 同寺は古くは「蔵春庵」と呼ばれ、京北・山国にある常照皇寺を開いた光厳天皇が住んで再興した寺として知られる。本尊は木造の座像で、大正時代の京都府の調査報告にインドから中国を経て日本に来たことが記されているが、制作年代や正確な大きさなど詳しいことは不明。40年前まではうるう年に1度公開されていたという。
 また同寺には、明智光秀が周山城築城の資材を調達する際、下見に来た臣下が本堂の太い円柱に印を付けた跡が残っているほか、清凉寺式釈迦如来像など貴重な仏像を見ることができる。拝観は午前9時~午後4時。「大根焚(だいこだき)」もある。有料。