パスだけでなくランでも攻撃陣を引っ張る立命大のQB荒木

パスだけでなくランでも攻撃陣を引っ張る立命大のQB荒木

 アメリカンフットボールの学生日本一を決める全日本大学選手権決勝・甲子園ボウル(12月15日・甲子園球場)出場を懸け、立命大が同1日午後2時5分から昨季学生王者の関学大と万博記念競技場で対戦する。立命大は3週間前の対戦で快勝し2年ぶりのリーグ優勝を決めたが、この再戦に勝たなければ同ボウルへの道は断たれる。「甲子園に行かないと意味がない」を合言葉にライバルとの大一番に臨む。

 リーグ優勝校以外に甲子園ボウルへの道を残した大会方式に変わった2016年以降、同決定戦は3年連続で両校の顔合わせとなり、立命大は3連敗。DL鈴木主将は「4年生は誰も甲子園を経験していない。そこへの思いを結果で見せたい」と意気込む。
 今季の立命大は関大に黒星を喫したが、関学大を倒して両校優勝となった。再戦を前に、QB荒木は「一度負けを知った関学大は強いと上級生を中心に強く言ってきた」と引き締める。前回対戦ではOLの活躍が光ったが、副将でもある司令塔は「TDは1本だけ。最後まで取り切ることが課題」と強調する。
 4年ぶりの甲子園へ「ロースコアでいかないと勝てない」と古橋監督はポイントを語る。特に警戒するのは、昨季の年間最優秀選手でもあるQB奥野。前回対戦では得意のランが極端に少なく、LB江本は「(奥野は)今度は走ってくるだろう」と注意を払う。
 一方の関学大はリーグ戦後、2週連続で試合を挟んで再び立命大戦となる。疲労も懸念されるが、奥野は「2回できるのはチャンス。自分たちがやってきたことを信じる」と雪辱に燃える。
 長くチームを率いてきた鳥内監督が今季限りでの引退を表明。最終戦となる可能性もあり、監督は「僕以上に4年生が思うところがあると思う。自分の意地を出せるかの大一番」と選手の奮起を促した。