京都地裁

京都地裁

 覚せい剤取締法違反の罪に問われ、無罪となった大阪府の女性(51)が、京都府警の違法捜査で精神的苦痛を負ったなどとして、府に220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が29日、京都地裁であり、島崎邦彦裁判長は「令状主義を没却する重大な違法性を帯びた行為」と違法性を認め、府に55万円の支払いを命じた。
 判決によると、女性は2015年3月、覚せい剤使用の疑いで逮捕、起訴されたが、京都地裁は同12月、証拠が違法に収集されたとして無罪を言い渡した。島崎裁判長は判決理由で、府警の警察官が、採尿令状が出るまでの間、女性を京都市内のマンションに引き留めた行為などを違法と認定した。
 府警監察官室は「主張が認められず残念。違法性が認定された部分については控訴を検討したい」とコメントした。