ものづくりの現場を見学する丹後の高校の進路担当教諭ら(京都府京丹後市大宮町・大宮日進)

ものづくりの現場を見学する丹後の高校の進路担当教諭ら(京都府京丹後市大宮町・大宮日進)

 地場産業である機械金属業への就職を促そうと、丹後機械工業協同組合(京都府京丹後市峰山町)が、丹後の高校の進路担当教諭らを招いた企業見学に取り組んでいる。じかに生徒と接する先生により深く現場を知ってもらう狙いで、新卒採用者数が伸びている。

 丹後は機械金属産業の集積地で、同組合の会員数は110社。Uターン時を含め、地元就職の選択肢として広く業界を知ってもらうために、昨年度から企業見学を始めた。

 本年度の見学会は3日、大宮町の自動車部品製造会社「大宮日進」などで実施。峰山高や宮津高など8校の担当教諭らが設備や就労条件、教育環境について説明を受けながら工場を見学し、ものづくりの現場に触れた。

 同組合では、高校生の企業見学や小中学校の教諭らを招いた見学会、出前講座にも力を入れている。地元志向の高まりもあり、管内の高校からの会員企業の新卒採用者数は、今春は昨年比3倍の15人に増えたという。

 事務局長の寺田昭夫さん(62)は「工場があっても知らない人は多い。すぐに就職に結びつかなくても、進学後やUターンなど将来的な就職の選択肢になれば」と話している。