フル操業の生産ラインでエアコンや室外機を組み立てる従業員ら(滋賀県草津市・ダイキン工業滋賀製作所)

フル操業の生産ラインでエアコンや室外機を組み立てる従業員ら(滋賀県草津市・ダイキン工業滋賀製作所)

 ダイキン工業は4日、家庭用エアコンの国内生産拠点、滋賀製作所(滋賀県草津市)で開いた説明会で、2018年度の家庭用ルームエアコンの生産台数が前年比11・4%増の735万台となり、2年ぶりに過去最高を更新したことを明らかにした。国内は昨夏の記録的な猛暑で販売が伸び、アジアの需要も拡大した。

 同社は、19年度の生産台数は国内向けが横ばいと予想するが、東南アジアやインド市場の拡大により、前年から100万台増の835万台に急伸する見通しという。同製作所では前年度と同水準の約90万台の生産を予定する。

 19年度の国内エアコン市場は、4月末からの10連休と気温上昇、10月に控える消費増税などを受け、4~5月の販売は好調という。

 公開された滋賀製作所では5月からフル稼働となり、エアコンや室外機のラインでは従業員が部品を手際よく組み立てていた。生産現場では改善を積み重ね、原材料の段階から製品が完成するまでが平均4時間と、15年前に比べて9割以上も短縮した。

 技能を要する工程の訓練も工夫。「ろう付け」と呼ぶ配管の接合工程では日立製作所と協業し、動画やセンサーを使って熟練工との作業の違いを一目で比較できるシステムを構築した。同社は「人手不足の中、工場の自動化を進める」とした。