北陸新幹線敦賀以西のルート案

北陸新幹線敦賀以西のルート案

 北陸新幹線の敦賀(福井県)-新大阪(大阪市)の延伸工事が環境に及ぼす影響について協議する京都市環境影響評価審査会は4日、地下水の保全や市民生活への配慮などを事業者に求める答申書をまとめ、門川大作市長宛てに提出した。

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜市)は5月末に公表した「計画段階環境配慮書」の中で、おおまかなルート案を示した。だが、想定ルートの幅が大きい上に環境への影響を評価するための詳細なデータもなく、6月の会合では委員から「これでは議論ができない」と批判が相次いでいた。

 答申書は、詳細ルートを検討する際に地下水の保全や活断層の安全性に十分配慮することや、工法や工事関係車両の通行が市民生活に影響を及ぼさないことなどを求めている。

 門川市長は近く答申書を基に意見を作成し、京都府と同機構に通知する。審査会の笠原三紀夫会長は「配慮書段階では情報に限界があり、議論も限定的だった。今後、意見を求められた際は慎重かつ十分に審査したい」と述べた。