みわを捕獲するために公園内に設置されたわな(京都府福知山市猪崎・三段池公園)

みわを捕獲するために公園内に設置されたわな(京都府福知山市猪崎・三段池公園)

 イノシシとのロデオ姿が話題となったニホンザルのみわ(9歳、雄)が、福知山市動物園(同市猪崎)から脱走して5日で1週間を迎えた。園周辺では複数の目撃情報が寄せられているが、正確な足取りはつかめておらず、捜索を続ける職員たちにも疲労の色がにじむ。

 みわが飼育小屋から逃げ出しているのが見つかったのは6月28日朝。普段から来園客を威嚇するように金網に飛びかかっていたことから、金属疲労で金具が壊れたとみられ、網に隙間ができていた。

 園は現在も臨時休園中で、飼育員や市職員が連日30人態勢で捜索を続けている。園のある三段池公園内には、バナナをおとりにしたわなも仕掛けているが近寄った形跡はなく、ふんなども見つかっていない。市都市・交通課によると、みわが捕獲されるまで休園を続ける方針という。

 園では、市民に情報提供を呼び掛けており、これまで5件の目撃情報が寄せられた。3日は近くの墓地などでサルに似た動物が走り去る姿が目撃されたという。二本松俊邦園長によれば、ニホンザルは餌を求めて周辺の山を渡り歩き、1週間程度で元の場所に戻る性質があるといい「この時期の山には餌がなく、園周辺に戻ってきているのでは」と期待する。

 一緒の小屋で飼われていたイノシシの「ウリ坊」も、遊び相手がいなくなり、どこか元気がない様子。みわは5年ほど前にも脱走したことがあったが、その時は一晩で戻ってきたという。二本松園長は「おなかをすかせていないか心配。みわを見つけたら近寄らず、園に連絡して」と呼び掛けている。