龍神をテーマにした個展を開催中の月涛賀さん。左は日吉大社奉納作品の「龍図」、右は龍のエネルギーを表現した作品(京都市東山区・集酉楽サカタニ)

龍神をテーマにした個展を開催中の月涛賀さん。左は日吉大社奉納作品の「龍図」、右は龍のエネルギーを表現した作品(京都市東山区・集酉楽サカタニ)

 摂食障害やアトピー性皮膚炎を乗り越えた京都市伏見区在住の神仏画家月涛賀(つきなが)ゆうさん(35)の個展「龍(りゅう)・龍・龍!」が東山区の集酉楽(しゅうゆうらく)サカタニで開かれている。斬新な色彩と自由な発想から生まれた龍神画を紹介する。

 月涛賀さんは幼時より画家を志したが、摂食障害などで一時は生命が危ぶまれる状態に。18歳で単身メキシコに渡り、美術や哲学を2年間学ぶ。帰国後、神仏画家として活動するが、再び症状が悪化。療養を経て20代後半に創作を再開した。

 奈良県の橿原神宮や丹生川上神社に龍神や八咫(やた)烏(がらす)の絵を奉納。大津市の日吉大社への奉納も決まった。会場では、迫力ある水墨が特長の日吉大社奉納作品など20点が並ぶ。上昇する龍が発するエネルギーの流動を曲線のみで表した絵も目を引く。

 日本人の精神世界や平和への祈りを神々を通して描き続ける月涛賀さん。「形のある龍から形のない龍までさまざまな表現を見てほしい」と話す。31日まで(月曜休み)。無料。