デリバリー弁当を試食する生徒たち(5月21日、京都府亀岡市・東輝中)

デリバリー弁当を試食する生徒たち(5月21日、京都府亀岡市・東輝中)

 中学生を対象に、事前予約制で昼食に利用できる「選択制デリバリー弁当」が、京都府亀岡市内の全8校で導入されて間もなく2カ月になる。利用率は2・6%(6月3~18日)で、生徒や保護者からは「家の弁当の方がいい」「月1~2回なら利用したい」などの声が上がった。市教委は「1年かけて様子を見たい」としている。

 デリバリー弁当は、家庭の負担を軽減させ、栄養バランスのとれた昼食を提供しようと、市教委が2017年度からのモデル校検証を経て、5月に導入した。市民からは小学校と同様の給食を求める要望も出ている。

 デリバリー弁当は宅配弁当業者に委託し、1食350円。検証時より50円下げた。注文は予約システムへ事前登録した上で、当日午前8時までにスマートフォンなどから申し込めば、各校で受け取れる。登録者数は7月4日現在で3割ほどだ。

 5月には各校で試食会が開かれた。記者が東輝中で取材した日のメニューはエビフライや唐揚げ、ハンバーグ、野菜の炊き合わせなど。デリバリー弁当を食べるのは初めてという生徒が大半で、「メニューによっては頼むかも」「量が多すぎる」といった感想が聞かれた。2年の女子生徒(13)は「フルーツなど、さっぱりするものも入れてほしい」と注文した。

 試食した保護者と生徒を対象に市教委が行ったアンケートでは、計約860人から回答が得られた。味付けや献立、栄養バランスはおおむね好評だったが、注文したい頻度を問うと、親子で受け止め方が分かれた。

 「毎日」「週2~3回」「週1回」「月1~2回」「注文しない」の五つの選択肢のうち、保護者は「月1~2回」が64%と圧倒的に多かった。生徒は「注文しない」が一番多く、42%を占めた。

 市教委は「時期によっても注文数にばらつきが出るだろう。生徒や保護者の意見を聞き入れながら試行錯誤しつつ進めたい」としている。