子どもから浄財を受け取る森川宏映天台座主(1日午前9時半、大津市坂本4丁目)

子どもから浄財を受け取る森川宏映天台座主(1日午前9時半、大津市坂本4丁目)

 師走に入り、天台宗の一斉托鉢(たくはつ)が全国17カ所で、このほど行われた。大津市の坂本地区では、延暦寺の僧侶や天台宗務庁の職員ら約100人が、冷たい風に吹かれながら地域住民から浄財を募って歩いた。
 1日の朝、車いすに乗った森川宏映天台座主(94)を先頭に生源寺(同市坂本6丁目)を出発し、ほら貝の音を響かせながら家々を回った。戸口で子どもらが「よろしくお願いします」と言って浄財を差し出すと、森川座主は礼を述べて受け取り、子どもの頭をなでた。
 一斉托鉢は、貧困や飢餓に苦しむ人々に手を差し伸べようと、「一隅を照らす運動総本部」(事務局・天台宗務庁)が全国の教区などに声を掛け、12月を中心に毎年行っている。集まった浄財は各地の社会福祉協議会などに寄託される。