日本代表でチームメートだった中沢佑二さん(左)、楢崎正剛さん(右)から花束を受け取った闘莉王=東京都品川区

日本代表でチームメートだった中沢佑二さん(左)、楢崎正剛さん(右)から花束を受け取った闘莉王=東京都品川区

 サッカーJ2京都サンガFCの元日本代表DF田中マルクス闘莉王(38)が1日、現役引退を表明した。東京都内で会見し「一瞬も一秒も手を抜くことなく全力で、気合を入れてやってきたことは誇り」と19年間のプロ生活を振り返った。

 16歳でブラジルから来日し、2003年に日本国籍を取得した。J1浦和や名古屋など計5クラブに在籍し、J1通算395試合、75得点、J2通算134試合、29得点。日本代表では43試合に出場し、10年ワールドカップ南アフリカ大会ベスト16進出に貢献した。
 会見では、闘争心あふれるプレーで魅了した闘将らしく、現在の日本代表に対し「『日本魂』を表に出して、もっと子どもたちに代表になりたいと思ってもらえるよう活躍してほしい」とエールを送った。
 家族や仲間のことに話が及ぶと、涙をうっすらと浮かべる場面も。引退を考えたのは去年の終わりごろで、今季は「消えかかっていた炎を最後のエネルギーに変えた」という。最後の3年間を過ごしたサンガへの感謝も語り「新しいスタジアムがオープンする。J1で戦う京都をもう一度見てみたい」と期待を込めた。