開始式に臨む陸上自衛隊員(手前)と米海兵隊員=1日午後1時32分、高島市今津町・陸上自衛隊饗庭野演習場 

開始式に臨む陸上自衛隊員(手前)と米海兵隊員=1日午後1時32分、高島市今津町・陸上自衛隊饗庭野演習場 

 滋賀県高島市の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場で1日、陸自と米海兵隊による日米共同訓練が始まった。13日まで国分台演習場(香川県)、日本原演習場(岡山県)、明野駐屯地(三重県)を含む広域で実施される。饗庭野では3、5日に米軍輸送機オスプレイが最大4機程度参加する訓練がある。

 開始式で、陸自第13旅団第8普通科連隊長の天内一雄1佐が「日米双方で信頼関係の強化と相互理解の促進に努力し、安全管理を徹底させる」と訓示。米海兵隊のクリントン・カミングス中佐が「互いの友情を深め、日米同盟強化につなげたい」と述べた。
 饗庭野演習場での共同訓練は2月に続き17回目で、オスプレイの飛来は3度目。陸自は第8普通科連隊(鳥取県)の約450人、米軍は沖縄県名護市のキャンプ・シュワブと宜野湾市の普天間飛行場に駐留する約300人が参加する。オスプレイは自衛隊ヘリへの給油訓練などを予定。2~5日には同演習場で81ミリ迫撃砲などの実弾射撃訓練もある。
 同演習場では昨年11月に迫撃砲弾、今年9月に照明弾がそれぞれ場外に落下したほか、高島市が求めるオスプレイの飛行ルートの事前開示がなされず、市民の不安が拭い去られていない。市内では同日、共同訓練に反対する市民らの集会が開かれ、会場の住吉公園周辺を約300人がデモ行進した。