グランプリを受賞した「advance」。高い技術とまとまりの良さが評価された(京都府宇治市五ケ庄・莵道高)

グランプリを受賞した「advance」。高い技術とまとまりの良さが評価された(京都府宇治市五ケ庄・莵道高)

 莵道高(京都府宇治市五ケ庄)の生徒4人組のロックバンドが、京都市内で先月行われた高校の軽音楽部コンテストで、最上位のグランプリに初めて輝いた。高い技術とまとまりの良さが評価され、副賞として、スタジオでの録音とミュージックビデオ(MV)の撮影も行う。メンバーたちは「絶対グランプリを取ろうと言っていたのでうれしい。(MVは)集大成になるので一番いいものを作りたい」と話す。

 コンテストは、2014年に始まった「TEENAGE KICKS(ティーンエイジキックス)」。軽音楽部員が活躍できる場をとの教員の声を受け、京都市右京区の音楽スタジオが企画し、年3回開いている。

 27バンドが参加した今大会でグランプリを獲得したのは、同高フォークソング部のバンド「advance(アドバンス)」。メンバーは全員3年生で、ボーカル前迫彩夏さん(17)、ギター上西響さん(18)、ドラム小倉尚子さん(18)、ベース奥田美森さん(17)の4人だ。1年生の時に上西さんの呼び掛けで結成。前迫さんが歌詞を手掛け、他の3人で作曲するなどチームワークが光る。

 現在、部員数は69人と大所帯ながら部室は狭く、音楽機材も少ないなど練習環境には恵まれていないという。普段は個々で腕を磨き、週2時間の限られた全体練習に集中。「一番いい演奏ができた」という大会での快挙につなげた。

 披露したのは、疾走感があり、未来への前向きな姿を表現した「color(カラー)」など2曲。大会実行委員の濱崎一樹さん(28)は「個々の技術が高く、まとまりもあった。キャッチーでメッセージ性の強い曲の良さをしっかり伝えられていた」と評価する。

 4人は今後、録音や撮影を行い、秋ごろには動画投稿サイト「ユーチューブ」でMVが見られる予定。ボーカルの前迫さんは「大会で出したパフォーマンスよりさらに上を目指したい」と意気込む。