夕方の帰宅ラッシュ時に渋滞する国道9号加塚交差点付近。スタジアム開業で渋滞悪化の不安が高まっている(京都府亀岡市安町)

夕方の帰宅ラッシュ時に渋滞する国道9号加塚交差点付近。スタジアム開業で渋滞悪化の不安が高まっている(京都府亀岡市安町)

 京都府亀岡市議会の京都スタジアム検討特別委員会が5日開かれ、府の公表したスタジアム開業に伴う交通渋滞予測に対し、「想定が甘い」との批判が続出した。Jリーグ京都サンガFCのJ2期の観客数を基にした来場者1万人での試算に対し、「J1に昇格すればもっと影響が出る」と、渋滞悪化を懸念する声が相次いだ。

 府は6月末、スタジアムから亀岡市街地を抜けるまで、車で1時間以上かかるとの予測を公表。サンガの直近8年間のホーム試合平均入場者数約7千人に新設効果43%を踏まえ、1万人で試算したとする。だが、J1時代は同約9800人が観戦しており、試算上、約1万4千人が訪れることになる。

 サンガが現在4位と好調なことから、委員会では「昇格してほしいが、この想定で大丈夫か」との意見が続出。市側は「再試算の予定はないと聞く。駐車場が近隣にないと周知し、昇格時でも影響を抑えたい」と述べた。

 また国道9号への抜け道となる生活道路への影響に対し、市は「市外の来場者は地理に詳しくないので国道を走る」と答弁。市議からは「カーナビを使えば抜け道は分かる。見込みが甘い」と、あきれる場面もあった。

 委員会は先月、府幹部を呼んで審議する方針を決めたが、府が予測を公表したため、招致を見送った。