宇治市が制作するスマホゲームの想定画面。コントローラーは湯のみに見立て(下部左側)、ボタンは茶団子を模す(下部右側)=市提供

宇治市が制作するスマホゲームの想定画面。コントローラーは湯のみに見立て(下部左側)、ボタンは茶団子を模す(下部右側)=市提供

 京都府宇治市は2日、市の魅力を発信するスマホゲームや返礼品の制作費など1200万円について、ふるさと納税型のクラウドファンディング(CF)で募集を始めた。

 市のPR動画を基に、平等院や万福寺などの4つの名所を巡るアクションゲームを作る。寄付金の一部が税控除されるふるさと納税制度と組み合わせ、寄付へのハードルを下げる工夫をした。

 2017年に市が公開したPR動画は、謎の大魔王に乗っ取られた同市で、平安貴族が敵を倒して回る様子をあえて粗い画像で仕上げた。子ども時代からテレビゲームに親しんだ子育て世代に狙いを定めた。「本当に市のアピールになるのか」との批判もあったが、動画投稿サイトで延べ60万回再生された。

 市は「宇治茶は全国的に知られているが、宇治へ観光に訪れる人がまだ少ない」との思いから、ゲーム化して一般公開し、PRを進める。制作費はインターネット上で寄付を募る「Makuake」のふるさと納税型のCFサイトで1月30日まで募り、2月からゲーム制作に入り、20年春以降に無料配信する。

 寄付額に応じた返礼として、市内産抹茶や茶わんなどグッズのほか、寄付者の名前などをゲームのエンドロールに流したり、ゲーム画面に自分の顔写真を基に制作したキャラクターを表示できたりするという。

 市広報課の田中真也係長(40)は「懐かしさを切り口に、観光で訪れる人や、関係人口を増やしたい」と話す。CFアドレスは、https://www.makuake.com/project/ujicity/