霧がかかる中、曲線を描くように水が放たれた「かやぶきの里」(京都府南丹市美山町北)

霧がかかる中、曲線を描くように水が放たれた「かやぶきの里」(京都府南丹市美山町北)

 山里に水のアーチがかかる防火用放水銃の一斉放水が2日、京都府南丹市美山町北の国の重要伝統的建造物群保存地区「かやぶきの里」で行われた。国内外から訪れた観光客たちは、白いカーテンのようにかやぶき屋根にかかる水しぶきに見入った。


 放水銃は1995年の阪神淡路大震災を機に、防火意識が高まり設置が決まった。2000年に美山民俗資料館が焼失した後、毎年5月と12月に放水の点検をしている。
 この日は雨が降っており、山には霧がかかる中、午後1時半にサイレンが鳴ると56機が作動。放水銃が首を振りながら約10分間、空に向けて勢いよく水を発射した。

 静岡県から母と訪れた女性(47)は「霧がかかっているかやぶきの里は幻想的でした」と笑顔で話していた。